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報告 AP ROYAL OAK 剛帶改皮帶 [日網強者轉帖] Patrick推薦

REPORT ROYAL OAK 革ベルト化計画 [強者轉帖]Patrick推薦!!



 このページは、コレクションのページで紹介している”オーデマピゲ ロイヤルオーク 15300”の革ベルト化計画のレポートです。

 ロイヤルオーク(以下RO)のステンレスベルトは、形が崩れずにしっかりと腕に巻きつき、フィット感も最高で大変造りの良いベルトなのでとても満足しているのですが、革ベルト好きの私からすると、やはり時計には革ベルトを合わせてみたい。ROに革ベルトをつけたらどんな感じになるんだろう・・・という好奇心が次第に強くなり、ついに革ベルトへの交換を試みる事になりました。

 しかし一見して分かるとおり、明らかに汎用ベルトが付けられる形状ではないので、一筋縄にはいかず、次第にそれは甘い考えだったと思い知らさせる事に・・・。
 その後、2ヶ月にも及ぶ(考えている時間が長いだけですが・・・)試行錯誤の結果、ついに完成。

 途中経過の報告から、徐々に完成に近づいていく様を順を追ってお楽しみください。


その1  まずは情報収集

 このRO(15300)には大きく分けてステンレスモデルと金無垢モデルの2つが存在します。そしてブレスレットはメタルブレスと革ベルトの2タイプがあります。カタログ等を見ていて気が付いたのですが、ステンレスモデルと革ベルトの組合せの写真が見当たらりません。もしや・・・・・とは思ったのですが、まずはメーカーに問い合わせするのが一番!と思い、早速APカスタマーセンターへ問い合わせることにしました。


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 問い合わせ内容を掲載する前に、ここで予備知識。
ROは一般の時計のようにバネ棒でベルトを固定しているのではなく、両サイドからのビスでベルトと時計本体を固定しています。そしてベルト交換の際にはそのビスを外すのですが、ビスを外したベルトには本体につなげる為の”駒”がついています。

この”駒”がくせものなのです。革ベルトモデルは更にこの”駒”と革ベルトを外せる構造になっているのですが、ステンレスブレスモデルはこの”駒”とステンレスブレスが一体になっていて、駒とブレスを外せない構造になっています。
つまり、ステンレスモデルを革ベルトにするのには、新たに革ベルト+駒が必要になるわけです。
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 さて以上を踏まえて、APカスタマーズセンターへの問い合わせの問答ですが、
Q1 15300のステンレスモデルを革ベルトに交換したいのですが?
A1 ベルトと本体を繋ぐ為の駒が必要になるのですが、ステンレスモデルはこの駒の設定が無い為、交換できません。

Q2 金無垢モデルには駒の設定がありますよね?金無垢モデルの駒を出荷していただけませんでしょうか?
A2 部品の単品出荷は行っておりません。

Q3 では15300のステンレスモデルを革ベルトに交換する方法はないのでしょうか?
A3 このような要望は多いのですが、ステンレスモデルの革ベルトタイプが商品として発売されれば、交換可能となります。

Q4 ちなみにオフショアの駒は流用できませんでしょうか?
A4 サイズが異なる為、流用できません。

あっけなく革ベルト化の野望は絶たれました。まあ予想とおりの回答だったのですが・・・。
しかし私の性格上、駄目もとでも、まずはメーカーに聞かなくては納得できなかったですし、丁寧な回答が得られた事と、現実をしっかりと認識できたので、次のステップに行く決心がつきました。
次のステップ・・・??
いやいや純正品が駄目でなのあれば作ればいいではないですか!!



その2  方針の検討

 要するにネックになっている部分は”駒” なので、駒の問題さえ解決できればあとはどうにでもなるのではないでしょうかと考えました。

方法1 駒を含めたオリジナル形状の革ベルトを特注でオーダーする
これは駒とベルトが一体の凸型のベルトをオーダーして取り付ける方法。一番手っ取り早い方法に思いますが、オリジナルとデザインが異なってしまいます。またオリジナルのベルトは非常に造りが良いので、なんとかオリジナルのベルトを使いたいのが本音です。荷重のかかる部分で強度を確保するにも工夫が必要に思います。

方法2 駒を新規に製作する
これは駒を新規に製作してオリジナルと同じ方法で取付ける方法。材質がプラスティックならば自作も可能かと考えましたが、強度が要求される部分なので、やはりステンレスにしたい。となると自作はまず不可能なので、ステンレス加工業者に図面を送って加工してもらう。


→色々と検討してみた結果、コストとデザインを考えると方法2がベストだと思い、方法2を採用する事に決定。



その3  計画実行

<製図>
 まずは今付いている駒の採寸をして図面をおこすことから始めました。ステンレスブレスを一度外し、駒にスケールをあててみたのですが、普通の定規ではコンマ1ミリまで採寸する事が出来ないので、仕方ないのでおよその勘でコンマ1ミリまでの寸法を決める事にして、誤差があった場合はヤスリで削る事にしました。

<発注>
 一応の図面が出来上がったら、次はステンレス加工業者を探します。幾つかの業者に見積もりを出したのですが、かなり精密な加工を要求されるので、ほとんどの業者からは部品が小さすぎて加工出来ないという返事でした。その中でも唯一良い返事をもらえた業者があったので、そちらにお願いすることに。
 数回のやり取りのあと、正式な発注をして、およそ1週間後には駒が納品されました。

<納品>
 正直あまり大きな期待をしていなかった(こちらから送った図面が分かりにくいと思ったので)のですが、届いたものは思っていたよりきちんと加工されていました。まぁ細かく指示していたので、指示とおりの加工をするのは当然といえば当然なのですが。オリジナルと重ねてみてもほぼ同じ形状でしたので、誤差の微調整はしなくてすみそうです。
よかったよかった。
 下記が届いた駒です。

 現物はヘアラインが同心円状に入ってしまっているので、ヘアラインを縦方向に入れなおして、あとは若干の研磨をしてやればオリジナルにかなり近いものに仕上がると思います。



 と順調に進んでいたかのように思えたのもつかの間、ちょっとした問題が・・・・。
 今回の特注駒と革ベルトをつなぐ”ネジ(もしくはピン)”が必要でした!穴が貫通しているのでバネ棒は使えないし、普通にピンを通しても、するすると抜けるだろうなぁ。やっぱりネジ式にしないと駄目なのか。しかしどんなネジにしたら良いかアイデアが浮かばない・・・・。
 とりあえず研磨とヘアラインを入れながら、ゆっくりと考える事にします。


 考える事数日。
 やはりオリジナルの止め方が分からないので、頭を悩ます事に。
 両サイドからネジを入れて真ん中でそれらのネジを結合するというのはどうだろうか?
 早速絵を描いてみて、今度はいくつかのネジ加工の業者さんにあたってみるが皆、精密すぎて加工できないとの返事・・・。困った。


 とりあえず仮止めとして太いクリップをベルトと駒に通していたのですが、径がちょうど良かったのか、これがなかなか抜けないことに今更ながら気づく。これってひょっとして使えるのでは?
 まずはクリップをベルトの幅に切断して長さを揃える。そしてただ入れるだけでは不安なので少しだけ湾曲させてみました。まっすぐな穴に湾曲したものを入れる事で接触する部分が出来るので、接触する部分に強い摩擦が期待でき、ある程度の引抜きにも耐えられるのではないかと考えました。
 そして自作のクリップピンをセット・・・・。結構強い力で押し込まないと入りません。いけるかも!
 セットしたのが下の写真です。赤いラインのように若干ですがピンを湾曲させています。

 試しに駒の部分を数回動かして実験してみたのですが、ピンが抜ける気配は全くありませんでした。ピンを抜く時も工具を使わないと抜けなかったので、おそらく使用時にこのピンが抜ける事はないでしょう。
 要するにこの自作ピンは割りピンのような働きをしているわけです。
 ただしこの方法が万全というわけではないので、また良いアイデアが浮かんだら再検討してみようと思います。
 しかし、とりあえずこれで大きな問題は全てクリアできたわけです。


 当初ヘアラインが同心円状に入っていたので、ヘアラインを縦方向に入れ直してみました。

 ヘアラインはRO独特の荒々しくてシャープな感じのヘアラインを再現する為に、金やすりでヘアラインを入れてみました。3Mのマイクロファインやウルトラファインだと目が細かすぎてマイルドに仕上がってしまいますので。
これでかなりオリジナルに近づいたはずです。


 さあ、ここまで来るとあとは時計本体にセットするのみです!



その4  完成!

 いよいよベルトを時計本体にセッティングです。
とその前に、忘れてはいけないのがバックルです。といっても忘れていたわけではなかったのですが、知らぬふりをしてあえて避けていました。というのもD バックルの純正品はSSでおよそ7万円。ゴールドになると軽く20万円オーバーです。なんでこんなに高いんでしょう。バックルにそんなにコストがかかっていないと思うんですけど・・・。革ベルトにしてもこのタイプの純正は約5万円もします。たしかに造りは良いとは思うのですが高すぎる!と愚痴を言っても仕方ないのですが、とても純正には手が出ません。オークションをしばらく見ていたのですがなかなか手頃な物も出て来ないので、取り合えず安物のプッシュタイプのDバックルで済ませることにしました。純正はプッシュタイプではないので、使い勝手はこっちが上と自分に言い聞かせて・・・。


 というわけで、ようやく革ベルトを本体にセットです。


 あせる気持ちを押し殺し、本体と駒をつなぐネジを慎重に締めてようやくセット完了です。
おおー。イメージどおりです。われながらなかなかの出来栄えではないでしょうか。苦労した甲斐がありました。といっても純正の革ベルトを取り付けているだけなので、私が頑張った成果というよりも、オーデマピゲの製品が良く出来ているという事なんですけどね。
 駒の形状も仕上げもオリジナルに近づけているので、外観上は特に違和感がないと思います。やはり質の良い革ベルトはイイですね。分厚くてごっついベルトがROの迫力に負けてなくていい感じです。



 文字盤が濃紺なので、ベルトの色は黒か紺を合わせるのが一般的ですが、この赤茶というかバーガンディのベルトと濃紺文字盤の組み合わせもなかなか面白いと思います。文字盤が黒だったらベルトも黒を選んでいたと思いますが、それだとキマリすぎというかフォーマル向けのような気もします。
 結果、少しくずして遊び心を取り入れた感じになったので、シチュエーションを選ばずに幅広く使えそうで気に入っています。


その5  考察

 ロイヤルオークのステンレスモデルは今回のように駒を特注で製作でもしない限り革ベルトへの交換は不可能です。金無垢しか革ベルトを選択出来ないというオーデマピゲの設定には疑問を感じます。なぜなら今回のレポートでステンレスモデルでも革ベルトが合う事がわかりましたから(当然と言えば当然ですが)。
 ぜひオプションで選択できるようにしてもらいたいところなのですが、そうしない事がオーデマピゲの販売戦略であり、そうする事で金無垢モデルとステンレスモデルとの差別化を図っているのでしょうか。


 本来雲上ブランドを購入する人達であれば、私のように必死になって特注駒を作るようなことはせず、革ベルトが欲しければ、潔く金無垢モデルを購入するのでしょう。しかし私の経験上、金無垢は重量感や高級感があって良いのですが、やはり金は柔らかい金属なので、ステンレスに比べて非常に傷が付きやすくて使っていて神経を使います。
 まして世界初のオールステンレス時計(本体とベルトがステンレスという意味)として衝撃のデビューをはたしたロイヤルオークならば、ステンレスモデルの選択が正解のような気もします。

 しかしロイヤルオークのオールステンレスという事実と斬新なデザインがあるからこそ、現在に至るまでの伝統や評価があるわけなので、それを革ベルトに替えるという行為は、邪道であるとも考えられます。
 ひょっとしたら、オーデマピゲはそのあたりの考えがあってステンレスモデルの革ベルト設定を設けていないのかもしれませんね。

Patrick 2/8/2010==>重新上圖床分享

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改造前.....


改造後.....


很強的日本人改造帖,先前大家看不到圖
這次讓各位大飽眼福
Patrick 2/8/2010

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這支是15300st嗎

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這支是15300st嗎
Yale 發表於 2012-4-21 21:00


是15300沒錯
オーデマピゲ ロイヤルオーク 15300
Patrick 4/22
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